とうとう私の番が来てしまいました。
人間というのは何て愚かな生き物なのでしょう。 裕庵の代表として、またこのブログを
皆で書くことの発案者として、格好悪い文章は書けないなとついつい肘を張ってしまう。
それでも、肘を張ってカッコいいことばかり書いていては、自分の本当に伝えたいことは伝わらないだろうと思い、なるべく今の気持ちに忠実に文章をしたためようと思う。
京都は不思議な土地だと思う。
7月上旬に日本に帰省をし、本来なら時差ぼけから立ち直るのに1週間はかかるのが常だけれども、今回は3日目にして京都へ向かった。
出向いた先は陶々舎。
陶々舎というネーミングの由来は不明だけれど、次回住人に会う時に聞いてみようと思う。
この陶々舎というのは、お茶の友人で、やはりお茶が好きで好きでたまらないという福ちゃん(裕庵イベントのJardin d’Acclimatationにも来てくれた、)とその友人たち3名が古い一軒家を改装して何とも情緒溢れる素敵な家に仕上げた。
そこでお茶のみならずいろいろな文化交流の場となっている。
今回は『演観クロス』という演者と観客を近づけるイベントで、京大能楽部の部員さんたちがナビゲーターで謡《猩々》をみんなで謡う。謡をする人は笛・子鼓・三味線などを当たり前のようにこなす。 私自身は能が大好きで、機会があれば必ず見るけれど、まさか自分も演者になれるなんて!!
その夜は稽古が終わると何となくビールが出てきておつまみが出てきて誰かが『高砂』を舞い、何となく鼓と笛が・・・
何て美しい夜なのでしょう。
その日集ったメンバーの半分以上は茶道を嗜んでいたり、何となく文化的な話、政治の話が自然と出来て、何て自然な夜なんだろう。
裕子
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