今日は一日中土砂降りの雨だったのだけど、暑い日が続いていたのでリフレッシュしたカンジで気持ちのいい、というかドドドーって聞こえるくらいの大雨の中で5月最後のお稽古でした。 すごく勢いのいい雨音を聴いていたら準備がだんだん楽しくなってきて、軸は芭蕉の句「古池やかはず飛びこむ 水の音」とかえるちゃんの絵(濱田松陽画伯筆)に花かご、そして白檀の香りをたっぷりさせたら、5月特有の雰囲気が立ち込めてきました。
お菓子は何か、緑色のものがいいかな~と思ってやっぱり練りきり!に決めました。
実は一昨日の夜、餅粉のお饅頭にしようとせっせと作っていたのですが、何故か気分が乗らなかったのでしょうか、もしくは「早く明日のお菓子を作らなきゃ」と気分が乱れていたのでしょうか。何故か全くうまくいかなく『もうヤメルっ! 明日は棹モノでいっか~』と諦めモードだったのです。。
それが一晩明け、気持ちいい程の土砂降りのお陰で素敵なお菓子(自画自賛!?)を作ることができました。 銘は『おとし文』だったのですが、『朝露』という銘をつけた方が多かったです。 それも素敵な銘ですね。
“落とし文”とは、公然とは言えないことや秘かに想う恋心を伝えるために、伝えたい人の近くに落として拾わせた置手紙のことで、オトシブミが葉を丸めて巻物状にするのがそれによく似ていることから名づけられたもの なんですって。 素敵~!
さて、お菓子の「落とし文」には白い露のような玉が必須です。 実はコレ、オトシブミの卵をイメージしているのですって。 美しいイメージから昆虫の卵ではギャップが多すぎます。。 せめて朝露が葉に落ちているイメージだとよかったのですが。。 まぁ、いい事ばかり言ってられないですものね。
オトシブミの説明↓↓↓
http://www.tomamin.co.jp/you/05you/050822.htm
お昼の稽古の後にはこんな素敵な虹もでましたョ!

マスカルポーネ+抹茶あんのクリームをたくさんはさむとずっしりと重かった。



折角Noelの季節なのだから、贅沢な食材を使おうということで、向付はアヴォガドと洋梨のトリュフ添え 。
トリュフはマドレーヌ寺院の裏にあるMaison de Truffeで。
ここで客は中立ちをして、床を軸から花に変えます。 落ちついた気分で濃茶を。(内心は焦っていたかな?) 
花には大振りのアマリリスを。

懐石料理はごくシンプルなものにしました。 霜月の利休が何となく身近に感じられる季節に、フランスとスイスのお客様をお迎えするにあたって、限りなく侘びたものでおもてなしを致しました。
Nadjaと私は一緒には稽古しなかったものの、同じ師に教えを仰いだ同士。 動きが似ているような気がします。
Nadjaga薄茶の点前を。
Lauraもお茶を点てるのに挑戦
花入れとお花を戴き、早速生けさせていただきました。
これもマンガのお陰でしょうか、フランスの高校生たちは日本語を覚えるのも一つのファッションのようです。 男の子たちは、「先生、ナルトって知ってる?」とか、私の知らない日本のマンガの話などをしてくれました。 マンガも、もう立派な日本文化なのですね。
自分達の名前をカタカナで書いたり、『愛』なんて字は難しいのにも関わらず上手に書けています。
『私は日本が好きです。』なんて嬉しい言葉!