lundi 2 février 2009

初釜







真台子で点前。 これは最も格式の高い棚でお正月や結婚式などに使うものです。


鏡餅に干し柿を置きますがどうやらこれは関西の風習なそうで、関東のほうでは干し柿はないようです。
フランスというにも関わらず、お稽古の皆さんは着物で出席して下さって、何とも華やかな一日になりました。 
床飾りは柳
軸は『騎牛帰家』
睨み海老
騎牛帰家とは、『十牛図』のワンシーンで、人が禅の道に入り、悟りを知るところから悟りを自分のものにするまでの道のりの話です。
私にとっての十牛図は茶の道ですが、みんなそれぞれの十牛図があると思うの。
この一年の始まりにみんなで十牛図を考えましょうということでこの軸を選びました。
濃茶にお食事、日本酒、日本舞踊と晴れやかな一日でした。

Introduction


Parisで茶道をやっています。 
アレ? って思うでしょ。それが意外と合うのです。 
石畳の町並みを着物で歩く。 
茶席にLa Dureeのマカロンを出す。
ホラ、日本文化ってフランス文化と似ているでしょ。
芸術品を大切にする心、美食の文化、オシャレ心と好奇心。
こんな感じでフランスでどのようにお茶が親しまれているかを綴っていきたいと思います。